維持費が安く、実用性の高いコンパクトカーは日本で大人気のジャンルです。ホンダ・フィットはそんなコンパクトカーの中でも特に完成度が高く、大ヒットを記録しています。
今回はそんなフィットの後部座席に注目。フィットの後部座席の広さを、ほかのコンパクトカーと比較してみました。はたしてフィットの後部座席は広いのか、それとも狭いのでしょうか?
フィットの後部座席の広さはどのくらい?
それでは、早速フィットの後部座席をチェックしてみましょう。
引用元:フィット公式ページ
成人男性がゆっくりとくつろぐことのできるスペース。フィットの後部座席は国産コンパクトカーの中でもトップクラスです。座っている男性は平均的な身長ですが、頭上にも膝回りにも余裕がありますよね。
フィットの後部座席が、これだけの広さを実現しているのにはワケがあります。フィットの設計・製造を行っているホンダには、独自の特許技術「センタータンクレイアウト」があります。
これは通常、後部座席の真下に位置する燃料タンクを前席の真下に移動させることで、後部座席の広さを確保、多彩なシートアレンジを可能とする技術。この「センタータンクレイアウト」を採用したことで、フィットは小柄なボディに広大な空間を確保することができているのです。
国産コンパクトカーの広さと比較!
広々とした後部座席が魅力的なフィットですが、フィットよりも広い後部座席を誇る国産コンパクトカーは存在するのでしょうか。今回は人気を集めているコンパクトカー5車種を選出したので、コンパクトカーの購入を検討している人はぜひ参考にしてくださいね。
・アクア
世界初のハイブリッドカー、プリウスのハイブリッドシステムを搭載したコンパクトカー、アクア。アクアの最大の魅力はコンパクトカートップクラスの燃費性能。ですが、今回比較するのは後部座席なので、その点は考慮に入れません。
それでは、アクアの後部座席をご覧ください。
引用元:アクア公式ページ
大人が座ることは可能ですが、フィットと比べるとその広さは十分とは言えません。大柄な人は窮屈な思いをしてしまいます。
また、前席と後部座席の座面の高さにも注目。正確な高さは不明ですが、参考画像を見る限りでは、前席よりも後部座席の方が高く位置しています。身長の高い人が乗ると、天井に頭が当たってしまう恐れがありますね。
燃費性能は優秀なアクアですが、後部座席に関してはフィットの方が一枚上手だということがわかりました。
・ノート e-POWER
ノート e-POWERもアクアと同様、燃費性能の高さが魅力のコンパクトカー。搭載しているエンジンを用いて発電したエネルギーで、モーターを駆動させるという特徴があります。
フィットやアクアはハイブリッドカーですが、メインの駆動力はエンジンです。しかし、ノート e-POWERはエンジンをあくまで発電用と割り切り、駆動力をモーターが担うことで高い加速力と低燃費を両立しています。
そんなノート e-POWERの後部座席ですが、フィットとしっかり比較できる参考画像が見つかりませんでした。サイドからではなく、ななめ上からの画像にはなりますが、ご了承いただければと思います。
引用元:ノート公式ページ
ノート e-POWERの後部座席は、アクアと同程度という印象を受けます。フィットの後部座席並みの広さは確保できていません。アクアに続いて、ノート e-POWERもフィットに敗れる形となりました。
・デミオ
マツダのコンパクトカー、デミオ。デザイン性の高い美しい内外装と、搭載するクリーンディーゼルターボによるパワフルな走りが魅力の1台です。
デミオのクリーンディーゼルエンジンは、従来のガソリンエンジンを搭載するコンパクトカーとは比にならない最大トルクを発生します。高速道路やバイパスでの合流や追い越しはもちろん、急な上り坂でも楽々と加速してくれるのはポイントが高いです。
そんなデミオの後部座席は、お世辞にも広いとは言えません。
引用元:デミオ公式ページ
フィット、アクア、ノートと比べると明らかに狭い後部座席。これでは男性はおろか、女性でも快適に座ることは難しくなってしまいます。唯一、子どもだけはゆったりと座ることができそうです。
デミオとフィットの後部座席の広さについては、比べるまでもありませんね。
・スイフト
スズキの世界戦略車、スイフト。リアのドアノブをピラーに隠すことで、3ドアハッチバック風のデザインを採用しています。スイフトの魅力はほかのコンパクトカーと比べ、圧倒的に車両重量が軽いこと。
車両重量は車の性能の良し悪しに直結します。スイフトは車両重量が軽いことで、軽快で楽しい走りが期待できます。燃費性能も高く、最近のコンパクトカーでは特にオススメしたい1台です。
しかし、そんなスイフトも後部座席に関してはあまり褒められるモノではありません。
引用元:スイフト公式ページ
フィットと比べると、明らかに窮屈そうな印象を受けます。デミオとほぼ変わらないか、少し広い程度ではないでしょうか。
後部座席に座っているのは女性ですが、膝回りにも頭上にも余裕がありません。高身長の男性が乗るには少し厳しいかもしれませんね。
・トール
トールはクラス最大の居住空間を武器に販売されているダイハツのコンパクトカー。トヨタではルーミー、タンクとして、スバルではジャスティ、ジャスティカスタムとして、販売が行われています。
今回紹介したコンパクトカーの中では、唯一スライドドアを採用していることが特徴です。低床フロア設計なので、子どもやお年寄りでも楽に乗り降りすることができます。さらに、ルーフ高もミニバン並みなので、身長が高い人でも安心ですね。
引用元:トール公式ページ
そんなトールの後部座席は、だだっ広いの一言。
やはり、広い居住空間を特徴としているだけはありますね。さすがのフィットでも、トールの後部座席の広さには敵いません。膝回りも頭上もフィット以上に余裕があります。
後部座席が最も広いコンパクトカーはトール
今回紹介した人気コンパクトカーの中で、後部座席が最も広い車はトールでした。それではもう一度、フィットとトールの後部座席の広さを比較してみましょう。
まずはボディサイズ、室内サイズの詳細をお伝えします。
フィット | トール | |
全長 |
3,990mm | 3,700mm |
全幅 |
1,695mm |
1,670mm |
全高 |
1,525mm |
1,735mm |
室内長 |
1,935mm |
2,180mm |
室内幅 | 1,250mm |
1,480mm |
室内高 | 1,280mm |
1,355mm |
※グレードや装備によって、ボディサイズは異なることがあります。
これがフィットとトールのボディサイズ、室内サイズです。トールはコンパクトカーの中でトップクラスのボディサイズだと思いがちですが、意外や意外、全長と全幅はフィットの方が大きいことがわかりました。全高はさすがに、居住空間をウリにしているトールの方が高いです。
そして気になる室内サイズですが、長さ、幅、高さのすべてでトールがフィットを圧倒しています。これはフィットが狭いワケではなく、トールが広すぎるのです。事実、フィットは国産コンパクトカートップクラスの居住空間を誇っていますから。
そんなフィットでも、トールの室内サイズにはまったく敵わないようです。次に、後部座席をチェックしてみましょう。
引用元:フィット公式ページ
引用元:トール公式ページ
後部座席も、フィットよりトールの方が広いのは明らかです。膝回り、頭上空間もトールがフィットを圧倒しています。個人的に注目してほしいのは運転席シートベルトの位置。フィットは前席のヘッドレストがシートベルトと同じ位置にあります。しかし、トールはシートベルトよりも後部座席に近い位置にヘッドレストがありますね。これはつまり、トールは前席シートをスライドさせれば、さらに後部座席の空間に余裕ができることを意味しています。
トールは居住空間をウリにしているだけあって、後部座席の広さでフィットに勝ち目はないようです。
フィットを選ぶメリットは総合力
後部座席の広さに関してはトールに軍配が上がりましたが、「車内が広いからトールの方が優れている」と考えるのは少し気が早いです。車内の広さに関しては、トールはフィットを圧倒しています。しかし、フィットは全体的なバランスの良さが魅力です。
ハイブリッドシステムを搭載したフィット・ハイブリッドはもちろん、ハイブリッドシステムを搭載していないフィット・ガソリンも燃費性能は非常に高いです。また、低床設計でルーフを低く抑えているため、走りに安定感が出ます。トールは全長が短く全高が高いので、高速道路などでは横風に煽られてしまう可能性は高いです。ハイブリッドシステムが非搭載のうえ、スライドドアの採用により車両重量が重く、燃費性能はそれほど高くありません。
トールはさまざまな犠牲の上に、広大な車内空間を実現しています。フィットは燃費、走り、広さのバランスが良いです。総合力では間違いなくフィットに軍配が上がります。
車にも得意不得意がありますが、コンパクトカーの中で不得意が少なく、最も欠点が少ないのがフィットなのです。車を購入するときは、どのポイントを重視するかで選んでください。
何もかも重視したいという欲張りな人に、フィットはオススメの車です。
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