ガソリンモデル ハイブリッドモデル

【ホンダフィット】ハイブリッドモデルとガソリンモデル。おすすめはどっち?

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フィットには大きく分けて、安価なガソリンモデルと燃費性能の高いハイブリッドモデルの2種類が存在します。

一般的に人気を集めているのはハイブリッドモデルですが、実はガソリンモデルもコストパフォーマンスに優れているので、フィットの購入を検討する際にどちらを選べばいいのか悩んでしまう人も多いです。

そのため、今回はフィットのガソリンモデルとハイブリッドモデルを徹底的に比較。

どちらのモデルがベストチョイスなのか、じっくり考えてみました。

車両価格はガソリンモデルがお手頃


引用元:フィット公式ページ

まずはガソリンモデルかハイブリッドモデルかを選ぶうえで、悩んでしまう原因のひとつ、車両価格の差について考えてみたいと思います。

フィットのガソリンモデルのベースグレードである”13G・F”は、約140万円から購入することができます。

標準装備は最低限ですが、それでもスマートキーやプッシュエンジンスターター、プラズマクラスター搭載フルオートエアコンなど、ベースグレードとは思えない十分すぎるほどの標準装備。

次にフィットのハイブリッドモデルのベースグレード、”ハイブリッド”を紹介します。

車両価格は約170万円からとなっており、”13G・F”との価格差は約30万円です。単純に考えれば、この30万円はハイブリッドシステムの価格という考え方もできるでしょう。

”ハイブリッド”はフィットのハイブリッドモデルの中で、もっとも標準装備が少ないグレードです。

それでもマルチインフォメーションディスプレイやエコアシスト機能、さらにはハイブリッドモデル専用のセレクトレバーや15インチホイールなどが装備されています。非常に魅力的な標準装備だと思うかもしれませんね。

しかしハイブリッドでは、”13G・F”に標準装備されている、プラズマクラスター搭載フルオートエアコンなどが装備されていません。

それを考慮すると、やはり車両価格の面ではガソリンモデルの方が良いと言わざるを得ないでしょう。

これはあくまで、それぞれのモデルのベースグレードの価格だけを比較した結果なので、ガソリンモデルに決めるという選択は、まだ早いかもしれません。

燃費性能で考えるなら断然ハイブリッドモデル


引用元:フィット公式ページ

次は皆さんが気になっている、フィットのガソリンモデルとハイブリッドモデルの燃費を比較したいと思います。

まずはフィットのガソリンモデルから。参考にするグレードは、ベースグレードの”13G・F”です。そもそもフィットには、FF(前輪駆動)と4WD(4輪駆動)のふたつの駆動方式があります。それぞれの利点については、今回は割愛させていただきますが、FFの方が価格が安く燃費性能が高いです。

さらに、ガソリンモデルのFFには、CVTと5MTというトランスミッションが採用されています。

単純に5MTよりもCVTの方が燃費性能が高いので、燃費性能が高い順に並べると、以下のようになります。

FF/CVT>FF/5MT>4WD/CVT ※全てガソリンモデル

FF/CVTの燃費は24.6km/L、FF/5MTの燃費は21.8km/L、4WD/CVTの燃費は20.2km/Lです。

この数値はあくまでもカタログ燃費で、ドライバーの運転の仕方や道路状況によって、大きく変動します。

ですが、ハイブリッドシステムを搭載していないにも関わらず、全ての駆動方式においてカタログ燃費が20km/Lを下回っていないのは、純粋に驚きですね。ハイブリッドモデルの燃費は、いったいどれだけの数値を叩き出すのか見物です。

次はフィットのハイブリッドモデルの燃費についてお伝えします。参考にするグレードは、ベースグレードの”ハイブリッド”です。

ハイブリッドモデルもガソリンモデルと同様、FFと4WDの駆動方式が設定されています。7速デュアルクラッチトランスミッション(以下、7速DCT)というトランスミッションを搭載していて、CVTや5MTの設定はありません。

燃費性能が高い順に並べると、以下のようになります。

FF/7速DCT>4WD/7速DCT ※全てハイブリッドモデル

FF/7速DCTの燃費は37.2km/L、4WD/7速DCTの燃費は29.4km/Lです。

FFと4WD共に、非常に優れた燃費性能を誇るハイブリッドモデルですが、ガソリンモデルよりも、ドライバーによって燃費変動の幅が激しいので、その点は注意してください。やはり燃費に関しては、圧倒的にハイブリッドモデルの方が良いですね。

ただ、決してガソリンモデルの燃費が悪いというワケではないので、悩めるポイントにもなりそうです。

エコカー減税が適応されるのはハイブリッドモデルだけ?


引用元:フィット公式ページ

価格に関しても燃費に関しても、一概にどちらが良いとはおすすめできていません。では、車両購入時に適用されるエコカー減税についてはどうでしょう。

エコカー減税とは、国土交通省が定めている制度のことで、簡単にいえば環境に良い車は購入時の税金が安くなるよ、というもの。

エコカー減税について名前は聞いたことあるけど、どのような制度なのか具体的には知らない、という人も多いようです。エコカー減税は、国土交通省が定めた排気ガスの排出量や燃費の基準をどれだけクリアしているかによって、免除される税金の金額が変わります。

エコカー減税が適用される税金は、自動車税と自動車取得税、自動車重量税の3つです。

自動車税は新車登録を行ってから翌年の自動車税を、軽減するというものなので、新車購入時はそれほど関係ありません。重要なのは、自動車取得税と自動車重量税のふたつです。

フィットのガソリンモデルは、自動車取得税が20%、自動車重量税が25%軽減されることになります。

単純に、エコカー減税の分だけ新車購入時の負担が減るワケですから、私たちにとっては非常にありがたいお話です。

ハイブリッドモデルについては、自動車取得税と自動車取得税、どちらも免税となります。つまり、自動車取得税と自動車重量税が一切発生しないということです。

本来ならば、200万円の車を購入すると、60,000円の自動車税を納めなければなりません。自動車取得税は車両+一部のオプションの合計金額に基づいて算出されるので、人によって異なるのです。

例えば、150万円の車なら45,000円、250万円の車なら75,000円の自動車取得税となります。

ハイブリッドモデルを購入すると、こんなに高い自動車取得税が免税となるのです。

次に、自動車重量税。

フィットのハイブリッドモデルは全てのグレードで、車両重量が1,000kgを超えているので、本来ならば36,900円の自動車重量税を納めなければなりません。

これがエコカー減税の適用により、免税となります。

つまり、フィットのハイブリッドモデルを購入することで、10万円前後の税金が免税となります。ガソリンモデルはせいぜい2万円ちょっとが軽減される程度なので、ハイブリッドモデルがいかにお得になるかは、伝わったと思います。

ガソリンモデルかハイブリッドモデルのどちらかを選択するうえで、エコカー減税の適用額は必ず考慮しなければいけません。

わかりやすく表にまとめると......

ガソリンモデル ハイブリッドモデル
車両価格 1,428,840円~2,050,920円 1,699,920円~2,367,360円
燃費性能 19.2km/L~24.6km/L 28.0km/L~37.2km/L
エコカー減税 最大25%軽減 免税

上記で比較したものを、表にしてまとめてみました。

車両価格に大きな差はありますが、その分燃費性能も飛躍的に向上します。さらに、ガソリンモデルはエコカー減税が最大25%適用されるのに対し、ハイブリッドモデルは免税。

これはハイブリッドモデルの大きな魅力ですね。

自分が感じる魅力からどちらのモデルを選ぶか決めよう

エコカー減税によるハイブリッドモデルの免税は非常にありがたいですが、それを加味したとしてもガソリンモデルの車両価格には届きません。

金額は少ないですが、ガソリンモデルにも一応エコカー減税は適用されますしね。エコカー減税がお得だからといって、ちょっと無理をしてハイブリッドモデルを購入していては、本末転倒です。

エコカー減税はあくまでおまけとして考えて、どのフィットを購入するのか考えた方が良さそうです。

というワケで、フィットのガソリンモデルとハイブリッドモデルは、それぞれに長所短所があることがわかりました。できるだけ安くフィットを購入したいのであれば、迷わずガソリンモデル

多少車両価格が高くなっても、燃費性能に魅力を感じるのであればハイブリッドモデルを選択しましょう。

用途で考えるならば、日々のお買い物など、ストップ&ゴーが多い街中を走行することがメインの主婦層には、ハイブリッドモデルがおすすめ。

主に通勤に使用し、高速道路やバイパスを利用して遠出することが多いのであれば、ガソリンモデルがおすすめです。

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