フィットには大きく分けて2種類のモデルがあります。
車両価格の安いガソリンモデルと、燃費性能の高いハイブリッドモデルです。
ハイブリッドモデルには”ハイブリッド・S ホンダセンシング”、ガソリンモデルには”15XL ホンダセンシング”という最上級グレードがそれぞれ設定されています。
しかし、ガソリンモデルには”RS ホンダセンシング”という、最上級グレードである”15XL”よりも高価なグレードが設定されているのです。
今回はこのフィット”RS ホンダセンシング”について解説したいと思います。
フィット"RS ホンダセンシング"とは?
フィット”RS ホンダセンシング”は、フィットの全9種類のグレードの中でも異質な存在です。
フィットといえば、燃費が良くて実用的なコンパクトカーだというイメージが強いと思います。ですがフィット"RS ホンダセンシング"は、フィットの中で最も燃費が悪いし、ハイブリッドシステムを搭載していないにも関わらず、車両価格は200万円を超えます。
実はフィット"RS ホンダセンシング"は、フィットの全9種類のグレードの中で、1番スポーツカーに近い存在なのです。
見た目はほとんど他のフィットと違いがなく、中身もそれほどスポーツカーのように洗練されているとは言えないでしょう。
それでも6MTの採用(CVTの設定もあります)と、軽量コンパクトなボディに必要十分なエンジンパワーのおかげで、運転を楽しむことができます。
通常のフィットと同様の実用性を持ち、そのうえ車両価格が200万円なのですから、フィット"RS ホンダセンシング"はめちゃくちゃお買い得な車だと言えます。
実際にフィット"RS ホンダセンシング"を、スポーツカーとして楽しんでいる人も大勢います。
どこがどう違うのか。フィットRSの魅力
フィット"RS ホンダセンシング”はスポーティーグレードですが、具体的にはどんなところが他のフィットと異なるのでしょう。
それを今から項目別に解説していきたいと思います。
エクステリアデザイン
まずはフィット"RS ホンダセンシング"のエクステリアデザインから紹介。
フィットには、ざっくり言うと3種類の見た目があります。まず最も多くのグレードがこれ。
引用元:フィット公式ページ
引用元:フィット公式ページ
シンプルですがカッコいいですね。
次にスポーティーバンパーや大型テールゲートスポイラーなどを取り付け、エクステリアに迫力を出したフィットがこちら。
引用元:フィット公式ページ
引用元:フィット公式ページ
フロントマスクが攻撃的になり、サイドステップが張り出したことでまるでスポーツカーのような印象を受けます。
このエクステリアは”13G・S ホンダセンシング”や”ハイブリッド・S ホンダセンシング”など、スポーティーグレードに採用されています。
最後に紹介するのが、フィット"RS ホンダセンシング"です。
引用元:フィット公式ページ
引用元:フィット公式ページ
一見、2番目に紹介したエクステリアと大きな違いはありません。
些細な変更ではありますが、フロントバンパー下部に施されたオレンジラインが非常にスポーティーです。
また、ホンダのエンブレムの右側に張り付けられた”RS”という専用バッジが特別感を演出することに成功しています。
16インチアルミホイールが装着されているので、足回りが引き締まって見えますね。
インテリアデザイン
次はフィット"RS ホンダセンシング"のインテリアを解説します。
フィットは非常に多くのインテリアから選択することができますが、フィットの中で最もベーシックなこちらのインテリアと比較を行っていきます。
引用元:フィット公式ページ
引用元:フィット公式ページ
ブラックを基調とした落ち着いたインテリアです。
ところどころに散りばめられたシルバーの装飾と、先進的なエアコンパネルのデザインがおしゃれです。
次にフィット"RS ホンダセンシング"のインテリアをご覧ください。
引用元:フィット公式ページ
引用元:フィット公式ページ
上記のインテリアをベースに、これでもかと言うほどスポーティーな要素がちりばめられています。
まず目に入るのは、助手席前のオーナメントパネル。ここにオレンジがワンポイント入るだけで、おしゃれさがグンと増します。本革巻きのステアリングホイールには、オレンジのステッチで装飾されていますね。他にもドアやシートなど、大きな変更が加えられています。
また、フィット"RS ホンダセンシング"には、6MT専用のシフトノブとステンレス製のスポーツペダルが標準で採用されています。
フィット"RS ホンダセンシング"だけの専用デザインですから、運転席に座っただけでワクワク感を与えてくれること間違いなしです。
スペックを比較
次にフィット"RS ホンダセンシング"のスペックを解説します。
注目すべき点を表にしてまとめたので、まずはご覧ください。項目ごとに解説を行うので、スペックを見てもよくわからない人は、飛ばしても問題ありません。
グレード | 13G・F | RS ホンダセンシング |
ボディサイズ
(全長・全幅・全高) |
3,990mm×1,695mm×1,525mm | 4,045mm×1,695mm×1,525mm |
ホイールベース | 2,530mm | 2,530mm |
車両重量 | 1,030kg | 1,090kg |
エンジン | 1.3L直列4気筒エンジン | 1.5L直列4気筒エンジン |
最高出力 | 73kW(100ps) | 97kW(132ps) |
最大トルク | 119N・m(12.1kgm) | 155N・m(15.8kgm) |
トランスミッション | 5MT/CVT | 6MT/CVT |
駆動方式 | FF/4WD | FF |
サスペンション(前) | マクファーソンストラット | マクファーソンストラット |
サスペンション(後) | トーションビーム | トーションビーム |
フィット"RS ホンダセンシング"のスペックです。
わかりやすく解説するために比較対象として、ガソリンモデルのベースグレード”13G・F”のスペックも記載しています。
ボディサイズ、ホイールベース共に大きな違いはありません。13G・Fに比べ、"RS ホンダセンシング"の全長が少し大きいですが、これはスポーティバンパーを取り付けているため。
車両重量は60kgほど"RS ホンダセンシング"の方が重いですね。
一般的にスポーツカーは、車両重量が軽ければ軽いほど良いとされていますが、”RS ホンダセンシング”はエクステリア、インテリア共に”13G・F”から変更を加えています。その分、高級感やおしゃれさは段違いです。何より、エンジンの大きさ自体も異なるので、これはマイナスとは言えないでしょう。
そのエンジンですが、フィット"RS ホンダセンシング"は1.5L直列4気筒エンジンを搭載しています。
たった0.2Lの差ですが、スポーツカーにとっては大きな違いです。最高出力は132馬力、最大トルクは15.8kgm。
この数値は”13G・F”よりはるかに、快適でパワフルな走りを実現しているということを表しています。
トランスミッションは”13G・F”は5MT、"RS ホンダセンシング"は6MTを採用。これは"RS ホンダセンシング"が、”13G・F”よりスポーティーで楽しい運転ができるということ。
CVTはどちらも採用しているので、AT限定免許の人でも乗ることができます。
”13G・F”はFFと4WD、どちらの駆動方式も選択することができますが、”RS ホンダセンシング”はFFのみとなっています。
サスペンション形式に関してはどちらも変わりありません。
マクファーソンストラット式サスペンションとトーションビーム式サスペンションは、構造が複雑でなく、部品点数が少ないので安価なサスペンションです。
高級なサスペンションと比べれば性能は低いですが、乗り心地が悪いというワケではありません。
・走行性能
"13G・F"と比べると"RS ホンダセンシングの走行性能は高いです。
サスペンション形式に大きな変更はありませんが、エンジンが大きいので、快適でスムーズな走行ができます。
高速道路やバイパスの合流などで、"RS ホンダセンシング"のエンジンの真価を発揮できると思います。
また、フィットの乗車定員は5人ですが、5人フル乗車した場合、"RS ホンダセンシング"だと車が重く感じません。
加速も楽々なので、人数が多いときなどは1.5Lエンジンの恩恵を十分に感じることができると思います。
・燃費性能
"13G・F"の燃費性能は24.6km/Lです。ハイブリッドシステムは搭載していませんが、高い燃費を誇ります。
対して"RS ホンダセンシング"の燃費性能は21.0km/L。どちらもCVTですが、やはり"RS ホンダセンシング"の燃費性能は他のフィットと比べると少し悪いようです。
それでも20.0km/Lを下回らないあたりは、さすがフィットですね。
どんな人におすすめ?
フィット"RS ホンダセンシング"はどんな人におすすめのグレードなんでしょう。
まず、人とは違うカッコいい車に乗りたい人。
フィットの中で最もマニア向けで価格の高い"RS ホンダセンシング"は、人気は高いものの実際に選ぶ人はそう多くありません。
だからこそ"RS ホンダセンシング"を選ぶことで、人とは被らずに済みますし、何よりカッコいいフィットに乗ることができます。
コストパフォーマンスに優れたグレードが多いフィットの中では、たしかに割高感はあります。それでも200万円という車両価格は十分に安いので、安心して購入を検討してください。
次に、スポーツカーに乗りたいという願望がある人。
以前はスポーツカーに乗っていたけど、人も荷物も載らないので、家族ができたタイミングで乗るのをやめたという人は意外と多いです。そんな人には"RS ホンダセンシング"をぜひおすすめしたいですね。乗車定員は5人で、後部座席を倒せば荷物も十分に載せることができます。
見た目もスポーツカーと比べれば派手ではないので、悪目立ちすることもありません。
たしかに、価格が高い割にハイブリッドシステムは搭載していないし、全9種類のグレードの中で最も燃費の悪いフィット"RS ホンダセンシング"。
しかし、"RS ホンダセンシング"には他のフィットにはない魅力は、あなたをきっと満足させてくれることでしょう。
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